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教員・修了生の声

教員・修了生の声

修了生の声

MBA取得で人としての成長を実感!
仲間と支え合い、自分と向き合った学びの日々

小薗井剛さん

Tsuyoshi Osonoi

小薗井剛さん

マーケティング部門を目指してMBA取得を決意

海外MBA取得を目指したきっかけは、社内でのキャリアチェンジが目的でした。外資系ヘルスケア関連会社の技術営業職として13年ほど勤めていましたが、次はマーケティング部門への異動を希望していました。そこで、同部門に所属する先輩に相談したところ、「マーケティングは、MBAの知識が必要である」と教えてくれたのです。当時の私にとって、MBAはまるで別世界。先輩から勧められなかったら、MBA取得は考えなかったでしょう。
学校選びは、BOND-BBT MBAプログラム(以下BOND-BBT)の一択でした。先輩がBOND-BBTの修了生だったので信頼感があったのも理由のひとつですが、他校と比較してもBOND-BBTはメリットが大きいと感じました。
その一つは、オンライン受講です。例えば、通学の場合だと「月曜日の19時から20時までは教室に入っておく必要がある」など授業時間が決められおり、当時出張が多かった私のワークスタイルには合いません。その点、オンラインであれば、自分の時間に合わせて効率よく勉強することができると考えました。
もうひとつメリットを感じたのは、大前研一氏が設立した学校であることです。以前から彼の寄稿や著書を愛読しており、その大前氏が学長を務める大学院という点にも興味を覚えました。こうして、2020年1月、MBA取得を目指して迷うことなく、BOND-BBTへ入学しました。

移動や隙間時間も意識的に勉強を

入学した当初は、周囲との差に驚くことばかりでした。留学や海外勤務などの海外経験が豊富な人が大半で、そのどちらも未経験の私は、いわば少数派。「これは大変なことになった」と感じましたね。特に差を感じたのは英語力。私自身、外資系企業に勤めているため英語力は多少あるものの得意ではなかったことから、「これを機に英語のブラッシュアップをしよう!」と決意しました。
仕事と勉強の両立で工夫したのは、時間の確保です。営業周りで、外出することが多かったため、電車での移動時間や、少しの隙間時間を勉強に充てました。移動中はパソコンを立ち上げ、ネットにつなぎ、課題の論文を読んだり、AirCampus®に投稿するなど、アウトプットする時間として活用しました。また、平日は、仕事が終わってから21時以降に集中して勉強しました。もともと、夜型なので集中した際は、深夜まで続けて勉強することもありました。休日は、家族の予定にもよりますが、夕方以降は自室で集中して勉強することが多かったです。
 また、「AirCampus®」の仕組みも大いに役立ちました。バックグラウンドが異なるクラスメイトが集まってAirCampus®上で議論を交わすのですが、同じ題材でも人が変われば論点の切り口が異なり、展開も違ってきます。また、クラスメイトの投稿を読み、自分とは異なる視点を吸収することができるのも、この仕組みのおかげです。私にとってAirCampus®は新鮮でしたし、自分の学び方に合っていると感じました。
 このように、これまで漫然と過ごしていた時間枠を勉強時間に充て、「できるだけ有効活用しよう」と、私自身の意識は徐々に変わってきました。

「勉強が楽しくて仕方がない!」と感じるほど充実した日々に

MBAの学びは非常に興味深く、「しんどい」より、「楽しい!」という気持ちが大きくなっていきました。魅力のある授業が多く、中でも、先輩から勧められて受講した「マーケティングマネージメント」の授業は、社会を見る視点が変わるほど有益な内容でした。例えば、ディスカッションの場面で、人の意見に対して、自分はどんな風に返していくのか…など、討論の導き方を学べました。また、これまでの私は、ひとつの商品が展開されているのを見たときも、「すごいな」と感心するだけでしたが、今では、商品のコンセプトや展開を言語化でき、より体系的に理解できるようになっています。多角的な視点を持てるようになったのも、この授業のおかげだと思っています。
この授業が面白い理由は、担当教員である平久保教授自身が稀有な存在であるからでしょう。BOND-BBTの名物教授としても知られ、マーケティング理論を実践するために、実際にいくつかのお店を経営されています。大学教授であり、実務家という両面を携えているだけでも異色の経歴ですが、授業が始まる前は必ず、コロナ禍になってお店を締めなくてはいけなくなった愚痴から始まるんですよ。平久保教授は、飛び抜けて優秀かつユニークな先生でしたね。
他にも興味深い授業は多く、英語論文の書き方を学べたCCBC(Cross Culture Business Communication)では、英語で論じるノウハウを修得できました。最初は「しんどい」と感じていた勉強も、学ぶほどに面白く、すぐに「楽しい!」と感じられ、充実した日々へと変わっていきました。

Bondiesとの絆は財産

BOND-BBTでの学びがこれほど充実したものになったのは、57期生との出会いが非常に大きいです。入学した当初は、オンラインで話すことが多く、私はとにかく明るく振る舞い、みんなを笑わせ、雰囲気作りに努めました。慣れてくると、どんどん発言するようになり、議論を交わしているうちに、夜中まで白熱した日も少なくありません。みんな非常に優秀で、明確な目的をもって学びに来ている志の高い人ばかり。多くを支えてもらい、学ばせてもらったと思っています。
また、同期生は私を含めて、飲み会好きが多く、早い段階からオフライン会で集まっていました。授業の内容について話したり、情報交換をしたりと、お酒を飲みながら討論が始まることもありましたね。実際話してみて、気が合う人がいれば、授業で一緒にグループワークを組むこともありました。また、出張先で、国内各地にいる仲間と連絡を取り、出会うこともありましたね。
こうして培った絆は、修了した現在も繋がっていて、今では現状の報告のみならず、仕事の相談をすることもあります。"Bondies"は、BOND-BBTで得られた私の貴重な財産といえます。

修了後も勉強会を継続

MBAを取得した現在、私の人生には大きな変化がありました。
仕事では、希望していたマーケティング部門へのキャリアチェンジが実現しました。MBA取得前は、医療機器の営業技術として、中四国、九州地区を担当し、顧客先である病院へ製品のプレゼンテーションや技術面談のほか、学会時のメーカー講演などに従事していました。修了と同時に医療機器のマーケティング責任者に任命され、日本での販売戦略の立案と実行、部門のP/L管理、本国マーケティング部門、製品工場との折衝などを担当しています。
正直なところ、MBA取得が直接の評価となったかは分かりませんが、会社側は「頑張っているな」という印象を持ったのだと思います。今では、責任者として、部下に接する際は、授業で学んだ組織人事論やリーダーシップ論が役立っています。また、BOND-BBTの授業は「マネージャーのための」財務、会計学、経済学…というように、リーダーが最低限身に着けておく常識や専門用語を学ぶ授業が多く、会計・財務系の授業で修得したファイナンス専門用語は、現在職場で財務部門の人と話すときに役立っています。
 さらに、自分自身も、勉強に対する意識が変わりました。在学時、技術営業職だった私は、お客様に紹介する商品のプレゼン資料をPowerPointで作成していました。この方法を勉強でも採用し、学んだ内容を資料のようにまとめていました。「せっかくなら仲間たちと共有しよう」と勉強のまとめをシェアするようになり、仲間内でも好評だったことから、「勉強会」を開催して、学ぶ時間も共有するようになりました。修了後も、学んだことを忘れないよう、また、仲間と繋がっていられるよう、勉強会を続けています。今では、現役の学生たちとも交流し、勉強会を始めています。
 修了してから2年がたった今、振り返って思うことは、BOND-BBTでMBA取得を目指していなかったら、自分はここまで成長することはなかっただろう…ということです。勉強で得た知識のみならず、人間的にも大きな成長を遂げられたのはBOND-BBTでの日々があったからです。これからも、Bondiesとの繋がりを大切にし、成長し続けたいと思っています。

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