close

教員・修了生の声

教員・修了生の声

修了生の声

MBA取得で自分を再認識!
経験と学びを活かして、やりたいことを実現。

深野正嵩さん

Masataka Fukano

深野正嵩さん

スキルアップを目指して海外MBA取得を決意

MBA取得を考え始めたのは、私が外資系の化学メーカーに勤務していた頃のことです。大学で培った工学の知識や、前職のエンジニアの経験を生かして、自動車産業向けの営業マネージャーとして従事し、社内ではチームを率いてマネジメントにも携わっていました。外資系のため、上司はドイツ人やスウェーデン人という非常にグローバルな職場でしたから、失敗や恥をかいた経験もたくさんありました。仲間にも恵まれ、仕事内容にもやりがいを感じていましたが、同時に「このままでいいのか」と思う瞬間もありました。

転機となったのは、ある顧客の仕入れ先総会招待されたときのこと。そこでは取引先の役員クラスの方々が経営について議論していたのですが、私自身がその内容についていけず、非常に悔しい思いをしました。この経験から、「お客様と同じ視点で話せる知識を身に付けなければ、信頼されるビジネスパートナーにはなれない」と痛感。そこで、「ビジネスを学ぶならMBAがある。英語力を磨きたいし、せっかくなら海外MBAに挑戦しよう」と決意しました。

学校選びは「教育レベル」と「オンライン」に着目

学校選びで重視したのは、2点あります。
1つ目は、AACSBとEQUISの認証を受けた教育水準の高い海外MBAであることです。これらの認証は、世界基準の教育プログラムを提供していることの証明なので、将来のキャリアにおいても信頼される資格だと考えました。

2つ目は、仕事と学業を両立するためにオンラインで効率よく学べるプログラムであることです。出張も多く、決まった曜日に出席することが難しいため、柔軟性の高いオンライン受講が不可欠でした。

これらの条件を基に、情報集を始めました。複数の学校の説明会に参加し、資料を取り寄せ、入念に比較検討しました。その過程で、BOND-BBT MBA(以下、BOND-BBT)の存在を改めて知りました。当時、私は大前研一氏の講座を受講しており、BOND-BBTの名前には馴染みがありましたが、最終的に決め手となったのは、修了生である上司の存在でした。その上司は、広い視野をもち、多くの仕事を通じて得られた豊富な経験がありました。MBAで学んだ知識を駆使し、本国本社の上層部、経営層に対しても一歩もひるまず、英語で説得力のある議論を展開していました。間違いなく私にないものを持っている人だったのです。

さらに、BOND-BBTでは現地で学べる「STUDY TOUR」プログラムがあることにも興味を持ち、2019年9月、入学を決意しました。

クラスメートからの刺激で自己鍛錬へ

入学後は、期待していた以上に刺激的な学びの日々が待っていました。特に印象に残っているのは、クラスメートたちの知識や経験の豊富さです。彼らは様々な業界で活躍するプロフェッショナルであり、その視点や意見は私にとって学びの連続でした。

初めてのグループワークでは、彼らの議論のレベルの高さに圧倒されました。自分の意見をうまく伝えられず、グループに貢献できないもどかしさを感じることもありました。しかし、その経験が私のモチベーションを大きく引き上げ、「もっと成長したい」という気持ちになったのです。

勉強時間は、スケジュールを調整して確保しました。平日は通勤中にスマートフォンで講義動画を視聴し、移動時間にはパソコンを開いてレポートを書くなど、限られた隙間時間を有効に使うよう心がけました。また、子どもを寝かしつけた後の深夜や週末の夜は、まとまった時間を確保して集中的に学習を進めました。「AirCampus®」のような柔軟なオンライン学習環境があったからこそ、こうした時間の使い方が可能になったと思います。何度でも講義を視聴できるAirCampus®は頼もしく、特に、英語の講義は繰り返し聴くことで、理解を深めることができたと思います。

優秀な先生たちによる学習支援で大幅にスキルアップ

BOND-BBTの魅力の1つが、学習支援プログラムの充実です。特にBOND大学の先生による学習サポート「Academic Skills Center」(以下、ASC)には大変助けられました。30分間という限られた時間内で、エッセイやスピーチのチェックなど多岐にわたって指導してくれます。

驚くべきは、ASCの優秀さです。本来、英語のビジネスレポートなどを英会話学校などで添削してもらう場合、背景説明から内容の理解まで、相当な時間を要するものです。ところが、ASCの先生方は、別格です。私が書いたプレゼンの資料や科目の最終レポートを瞬時に理解してくれるうえ、指摘も鋭く、指示も的確。日本人が間違えやすい文法も心得てくれていたので、どれほど助けられたか分かりません。入学当初からASCの存在は知っていたのですが、利用し始めたのが遅かったことを今ではとても後悔しています。私のアカデミックスキルや英語力が飛躍的に向上したのも、ASCのおかげです。

唯一無二の体験「STUDY TOUR」

ビジネスの知識、企画力、英語力と、新しい知識を習得し、自信がついてきた2022年5月。コロナ禍が明ける時期でもあり、念願の「STUDY TOUR」に参加しました。オーストラリアのBOND大学で8日間を過ごすプログラムは、BOND-BBTのハイライト。これまで取り組んできたビジネスプランを教授や仲間たちの前で発表する機会もありました。チームメンバーにも恵まれ、ASCの先生が個別を指導してくれた効果もあり、結果的にプレゼンは大成功でした。

STUDY TOURの魅力を、一言で表現するなら「最高!」ですね。自分を試す場であり、世界へ挑戦できる好機。仕事や家庭から離れ、勉強だけに没頭できるのもSTUDY TOURならではの魅力です。また、リーダーシップの講義で、パキスタン出身の先生に教えてもらったのも印象的でした。 一般的にその大学の立地によって特定の国や地域出身教員に偏ったりする事もあり得る話だと思いますが、それだけこのプログラム、BOND大学が開かれた環境であると実感しました 。

また、現地のオープンな雰囲気のおかげで高揚感を覚えたことが影響したのか、思考が整理され、自分とじっくり向き合うことができました。今の自分を再認識できた、唯一無二の経験となりました。

こうして迎えた卒業式、私は家族を同伴しました。BOND-BBTを修了する上で、家族の理解は欠かせません。当時、子どもたちはまだ幼く、手がかかる中、部屋にこもって勉強させてもらうなど、妻には負担をかけました。これまでの感謝をこめて、卒業式には、妻と子どもたち、サポートしてくれた義理のお母さんも招待し、共に祝うことができました。現地で車をレンタルして、動物園に行ったりと、恩返しの家族旅行ができたのもいい思い出です。

MBA取得で得られた思考の高まり

MBA取得によって得られたものは、実に多くあります。
まず、自分自身の思考が格段に高まりました。「本当に自分がしたいことは何か」「成し遂げたいことは何か」「実現するためにはどうするべきか」を深く、広く、考えるようになりました。迷いが生じたときも、まずは自分自身に問いかけ、やりたいことを実現するために、視野を広げるようになったのです。内面的な成長を遂げたことで、価値観が変わり、深刻な問題が発生しても、最終的には何とかなると思えるようになり、少なくとも何をするべきかを考えて必要な情報を調べられるようになったのは大きな収穫でした。

学びの面では、ビジネスの高度な知識と英語力を習得できました。MBAは、 日本語でも取得できるのですが、ファイナンス、エコノミクス、アナリティクスなど、数字を扱う分野は、英語で学んだ方が理解しやすいのではないかと思います。日本語版に置き替えるよりも、英語のまま学ぶ方が私には向いていました。

意欲溢れる仲間たちと新たなチャレンジ

さらに、卒業後は、多様なバックグラウンドで活躍する仲間とネットワークを築くことができました。優秀で、人間的にも尊敬できる人がばかりで、今では仕事の相談も気軽にできる心強い存在となっています。

現在、私は修了生ネットワーク「豪研会」の会長を務めています。意欲溢れる卒業生たちが集い、日本語でビジネスプランを発表したり、BOND大学の現地MBA生や、EMBA生が来日するSTUDY TOURをサポートするなど、仲間たちとともに新しい挑戦を続けています。

経験と学びを活かして やりたいことを実現

MBAを取得したことで、私は人間としても大きく成長できたと思っています。これまで、仕事では控えめだった私が、自分の考えを積極的に発言できるようになれたのも、リーダーシップ論をはじめ、多くを学んで自信がついたからです。お客様への提案も「分かりやすい」と評価され、以前よりも仕事の効率はアップしました。これからも、視野を広く持ち続け、自らキャリア開発をしていきたいと思っています。

MBAはスキルの勉強だけではなく自分を再認識できるまたとない機会です。MBAを取得したことで、「自分が今の環境にいることが本当にいいのか」「自分は本当にやりたいことをしているのか」と常に考える習慣が身に付きました。知識はもちろん、考え方も大きく変わり、どんな環境でも「これまでの経験と学びがあればなんとかなる」と自信を持てるようになりました。これからも、人として大きく成長し、いつか社会へ恩返しすることが、私の人生の目標です。

修了生の声 一覧