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教員・修了生の声

教員・修了生の声

修了生の声

チャレンジングな環境だからこそ挑戦できた

上田 隆行さん

Takayuki Ueda

上田 隆行さん

MBAは身近な存在でした。

両親と弟が米国のサンダーバードビジネススクールでMBAを取得していたため、当時、家族の中で私以外全員がMBAホルダーでした。そのため、MBAは身近な存在でした。1989年に東京海上(当時)に入社後、社内公募のMBA派遣に毎年応募しましたが、何度チャレンジしてもチャンスを掴むことが出来ませんでした。そうしているうちに結婚し家族が増えました。そんな中、企業派遣ではなく私費で、海外MBAを取得するために、会社を退職し、更に留学費用として2,000万円以上のコストを掛けるということは難しく、MBAの取得を半ば諦めかけていました。

多くの日本人駐在員(特に自分の様な体育会系出身者)を尊敬できない。

これは、東京海上日動の駐在員として、サウジアラビアで勤務していた時に、ローカル社長に言われた言葉です。非常にショッキングでした。彼が言うには、自分の知っている日本人駐在員の多くは、人格的にも優れ、筋も通っているが、とにかく履歴書の中身が薄く、ブラッシュアップがされていない。さらに当時の日本人上司にも「ローカルスタッフから愛されてはいるが、尊敬はされていない。それは、著しくインテリジェンスが欠如しているからだ。」と言われた経験が自分のプライドに火を付け、一念発起で決意しました。

会社を辞めずにMBA取得は可能か?

MBAを取得する!と決めたものの、家族の生活を考えた時、会社を辞めるという選択肢はなかったため、仕事を辞めずにMBAを取得できるプログラムを探しました。そんな中、オンラインで受講できるBOND-BBT MBAプログラムを見つけました。このプログラムでは、最短2年でMBAが取得でき、また、AACSBとEQUISのダブル国際認証を取得していることに魅力を感じ、入学を決めました。授業はオンラインで進むため、時差に関係なく自分のペースで学習が進められるのはもちろん、定期的にオーストラリアでの対面の授業(Study Tour)があることも魅力的でした。

「英語で考える癖」が身についた

MBAを日英両言語で取得したことで大きな収穫だったのは「英語で考える癖」がついたことです。これまでの約15年間、連続してインドとサウジアラビアで仕事をしてきたので、海外業務に決して欠かせないスキルは身についたと思います。ですが、英語で学ぶのは、分厚いテキストを読むのもオンラインディスカッションに参加するのも、はじめは全てがストレスでした。それでも懸命に授業に付いていくと、慣れてきて、だんだん斜め読みや大切な部分がどこなのか見付けながら読むことができるようになりました。「海外で生きていく事を決めたからには頑張るしかない」と、とにかく英語に触れることを増やし日々努力しましたが、途中でドロップアウトしなかったのは、日本語科目の存在があったからかもしれません。

Japanese Pathway

BOND-BBT MBAでは、全て英語で履修するEnglish Pathwayと日本語と英語の両言語で履修できるJapanese Pathwayを入学時に選択します。私はJapanese Pathwayを選択したので、全体の約4割程度の科目を日本語で履修することができました。もし、English Pathwayを選択し、英語科目のみの履修を選んでいたら、負荷が高くストレスだったかもしれません。英語と日本語の科目がバランスよく取れたので、英語力アップも叶い、楽しみながら学習することができました。

仲間と初めての対面-Study Tour-

実際に現地のキャンバスで学ぶ体験型プログラムは格別なものでした。Study Tourでは約1週間オーストラリア現地でキャンパスに通い、授業を受けます。それまではオンラインでのみ交流していたメンバーと、初めて対面で会えたのはとてもうれしかったです。

Study Tourで履修した科目では、同期とのFace to Face での徹底的な『議論→食事→議論→飲み→議論』で合意形成が出来た結論を、授業で一緒に発表出来た充実感は今でも忘れることは出来ません。同期の中では私が最年長でしたが、年齢・性別・国籍問わず色々なバックグラウンドの人と議論・交流ができ、同期以外の受講生との絆も相当深めることが出来ました。勉強だけでなく、オーストラリアの環境も抜群でした。ワイナリー見学やStudy Tour最終日のパーティーも素晴らしかったです。最低2回の参加が必須のStudy Tourですが、わたしは3年間で3回もStudy Tourに参加し、オーストラリアでのキャンパスライフを満喫しました!

MBAを取得したことで自信がついた

現在、インドにある全社員約200名の商社系日系保険ブローカーで社長を務めていますが、保険業界での日本人社長は前例がなく、インド史上初でした。もし、MBAを取得していなかったら、十分に全うできるかどうか自信がなく、このような役職のオファーが来ても辞退していたかもしれません。

MBAは取得してからが勝負であると考えていますので、これまでの約15年に及ぶインドを中心とした海外駐在経験、及びMBA取得を通じて新たに身に付けた最新の経営理論をフル活用し、保険を通じたインドと日本の経済発展に最大限の貢献を果たして行きたいと考えています。

毎週の学習時間はどのくらいでしたか?

1週間に25時間程でした。平日約2時間、土日は約8時間ずつです。サウジアラビアは宗教柄、エンターテイメントが全くなく、また、ラマダン期間は昼夜が逆転してしまうことから、その期間は経済が停滞してしまうので、その分学習に多くの時間を費やすことができ、プライベートの時間を有意義に過ごすことができました。

大変だったことは?

グループプロジェクトでメンバーとミーティングの時間を合わせることがやや難しかったです。グループメンバーとオンラインミーティングをする際に、当時はサウジアラビアから参加していたため、6時間の時差があり、また、休みは金曜日・土曜日だったので、日本にいるメンバーとはお互いに調整しあう必要がありました。ですが、グループプロジェクトを通して、大きく成長できたことも事実です

オンライン学習のメリットは?

AirCampusの活用に尽きると思います。AirCampus上での議論は、テキストベースで行われます。そのため、対面の場合と比べて、その場の雰囲気や流れといった「非論理的」な要因に影響を受けず、本来のあるべき議論を展開して行くことで、限界まで考え抜き、高い論理的思考力を身に付けることができたと感じます。正直、始めるまでは本当にオンライン上でディスカッションができるのかと、半信半疑な面もありましたが、実際にやってみると、他の受講生の視点を取り入れながら、議論をブラシュアップさせて行くことで、かなり学びを深めて行くことができました。

場所や時差に関係なく自由に時間を捻出出来るオンラインでの学びは、極めて有効でした。講義映像の視聴についても、最低認証回数をクリアしないと講義が欠席扱いとなってしまう為、ある意味、対面よりも緊張感があって、集中することができました。

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