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教員・修了生の声

教員・修了生の声

修了生の声

IT×MBAが導く次世代への道!
学び続ける自分が未来を拓く

李 奇さん

Richard Li

李 奇さん

自分の選択に自信を持てるようになりたい

私がMBAを志したのは、外資系のIT関連企業に勤めて13年が過ぎたころのことです。これまでSEとしてスキルを磨いていましたが、チャンネルマネージャーへと転身することになりました。チャンネルマネージャーは、市場の成長やクライアントのニーズを見極め、事業戦略を構築するという役割です。技術職からビジネス職へと仕事の内容が大きく変わったことで、戸惑う場面も多くなっていきました。
クライアントへの提案に関しても「この方向性で本当に良かったのか」「他に良い方法があったのではないか」と、自信が持てずに悩むことが増えていきました。そうした迷いが重なり、「一度しっかりとビジネスを学び直したい」と思うようになったのです。ちょうどその頃はコロナ禍で、時間にも余裕ができたことから、「以前から憧れていたMBAにチャレンジしてみよう」と決意しました。
学校を探していたときに、友人から勧めてもらったのがBOND-BBT MBA(以下、BOND-BBT)でした。友人もBOND-BBTの学生だったことから、色々と聞くことができました。オンラインなので仕事を続けながら学べる点と、自分のペースで単位取得ができる自由度の高さにメリットを感じました。さらに、BOND-BBTは、国際的な認証を持つMBAであることも安心感につながり、2021年1月に入学を決めました。

MBAはハイインテンションな学び

BOND-BBTの授業は、想像以上に楽しく、刺激にあふれていました。
例えば、初めて触れたマーケティング(「Marketing Strategy」)の授業では、自社製品がお客様にどう見られているのか、どのようにポジショニングすべきかといった、新たな視点を養うことができました。特に、マーケティングを専門とするクラスメイトのレポートを読む中で、「こんな表現があるのか」と気づかされるなど新しい学びを得られました。また、「Managing People and Organisations」では、組織やチームをどう導くかというマネジメント業務につながるスキルを習得できました。
様々な学びの中でも、「Real Time Online Case Study(RTOCS)」は最も影響を受けた授業です。毎週提示される新しい題材に対し、これまで習得したフレームワークを駆使して分析をしていくプロセスはビジネスの強度が高まる充実した内容でした。
多様なMBAの学びを通じ、私は改めて、数字や論理で物事を構造的に理解する能力が自分の強みであることを再確認しました。その結果、「Law for Global Managers」「Managerial Finance」「Economics for Managers」「Strategy and Innovation Part A」では、First in classを取得することができたのです。

多様な分野の仲間と学び合える学習環境

BOND-BBTには、製薬、食品、私と同じIT業界など、多様な分野で活躍するクラスメイトが集まっていました。オンラインプラットフォーム「AirCampus」を通じて繰り広げるディスカッションはどのクラスも熱量が高く、大きな刺激を受けました。私も討論で発言をしたり、AirCampusに投稿をしたりと積極的に関わりました。
オンライン勉強会にも参加し、教えたり、教えられたりしながら、学びを深めていきました。グループワークなどの共同作業、仲間同士の意見交換を通じて、私自身が持ち合わせていなかった視点を得られたのは素晴らしい経験でした。人の意見を自分の思考に取り入れる姿勢が身につくなど、MBAでの学びにおいて仲間との交流は、授業とは違った学びをもたらしてくれました。

自分に合ったペースで勉強と仕事を両立

新しい知識を習得することが好きな私にとっても、MBAの勉強は決して楽ではありませんでした。特に、入学直後は要領がわからず、夜中まで勉強するなど時間に追われる感覚がありました。
そこで工夫したのが、ペース配分です。まず成績においては、すべての教科で高成績を狙うのではなく、自分にとって必要な教科を見極め、集中して取り組むようにしたのです。また、単位取得においては、中・長期的な見通しをたて、業務の繁忙に応じて「今期は1単位だけ、次期に多めに取得する」など調整を行いました。
このように柔軟な履修計画を立てられるのも、BOND-BBTの特長であり、私にとっては最大のメリットでした。

事前準備のおかげでStudy Tourを満喫

集大成として実施される「Study Tour」には、1回目はコロナ禍のためオンラインで参加し、2回目はオーストラリアのBOND大学で参加しました。ビジネスプラン発表に向け、グループ内での議論や資料作りは、出発前にある程度仕上げていたため、現地では比較的余裕をもって過ごすことができました。現地の学生と交流したり、車で観光したりと、満喫することができたのは、事前準備に取り組んだおかげだったと思います。

支えてくれた家族と卒業式へ

MBAの取得には、2年、3年と長期にわたるため、家族の理解と協力は欠かせません。私も在学中は仕事と学業の両立に精一杯で、子どもたちのお世話は妻に任せっきり。MBA取得を迷っていた私の背中を押してくれたのも妻でしたので、感謝の気持ちはひと際大きかったのです。
そんな家族への感謝の気持ちを込め、2024年2月の卒業式には家族を招待しました。オーストラリアの自由な空気に、広々とした明るいキャンパス。当時中学生だった息子が、「海外の大学もいいな」と言ってくれたときはとても嬉しく思いました。

徐々に実感するMBAの知識

卒業後は、新たなIT系企業に転職し、Country Managerとしてキャリアを築いています。これまで選択に自信が持てなかったことも、「大きくは外れていないだろう」という確信に変わり、意思決定できる力が身についたと実感しています。お客様や上層部との会話でも、同じ視座で話すことができ、信頼関係の構築にもつながりました。経済ニュースも分かるようになり、新しい知識を以前よりも吸収できるようになっています。
MBAの学びは、じわじわと実感している・・・というのが正直なところです。仕事をしていく中で「あのとき学んだフレームワークが使えるな」「このテーマはMBAで扱ったから理解できる」と場面ごとに感じています。実際、友人は「使えば使うほどMBAを学んだ意味を感じるようになる」と話しており、私自身も、今まさに学びが確信に変わっている最中だといえます。

IT業界にこそ、MBAの視座を

私は長年IT業界でキャリアを築いてきましたが、ITのスキルや知識だけでは限界があると感じることもありました。AI技術の進化により、技術そのものの習得だけでなく、「IT×ビジネス」「IT×医療」「IT×教育」など、ITに何かを掛け合わせた複合的な力が必要です。その“何か”を補うための知識や視点を身につけるのが、まさにMBAだと感じています。
BOND-BBTにも、IT業界出身の方は多く在籍しています。「ITスキルだけでは足りない。MBAを通じて“IT × ○○”の視点を身につけることが必要」と語る仲間の言葉に、私も深く共感しています。

学び続けることが、自分の支えに

MBAを修了後も、私は学びを止めていません。「自分はまだ成長できる」「いろんなことを吸収できる」と、自分に自信を持てたこともMBAの大きな収穫です。コーチング講座の受講や、継続的なフィットネスへの取り組みなど、新しい挑戦にも意欲的に取り組んでいます。BONDの仲間たちも、それぞれ次の挑戦に取り組んでいて、何かを学び続けたり、時には頭を休めて体を鍛えたりと、前向きな姿勢を保っている人が多いです。「今の自分で終わりたくない」という向上心が、次の挑戦へと背中を押してくれているように感じています。
MBAは決して簡単な道ではありません。しかし、自分の可能性を広げたいと思う方にとっては、かけがえのない経験になるはずです。新しい知識を得たい、仲間を増やしたい、新分野を開拓したいと意欲がある方は、MBAの挑戦をおすすめします。

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