やりたいことは全部やってみないと気が済まない
成松 克俊さん
Narimatsu Katsutoshi
53期生(2018年9月入学~2022年10月修了)
大前ライブで世界が広がった
新卒で入社した会社で10年が経とうとしていた頃に、うまく仕事が回せずつまずいていました。そして、新しく職場に加わった人がスムーズに仕事をこなしているのを見て、「まずいな」と感じ、何か勉強する必要があると思いました。
最初は本を読んでみましたが、内容がなかなか頭に入らず、私には読書が向いていないことに気づきました。そこで、映像コンテンツで学習ができるものを探しました。すると、同じ会社に在籍する先輩からオンラインで映像を見ながら学べるBBTの存在を知り、オープンカレッジの「問題解決力トレーニングプログラム」を受講することにしました。
その講座では、問題解決に必要なスキルやビジネスの基礎から経営に必要なスキルまで幅広く学ぶことが出来ました。授業では、実践的な内容やロジックが豊富に取り上げられ、非常に有意義な時間でした。
特に感銘を受けたのは、受講期間中に見られる「大前研一ライブ」という番組でした。この番組では、元マッキンゼーのコンサルタントである大前研一氏が、その週に起こった出来事や時事ニュースを解説しています。最初は過去の録画と思っていましたが、実際には毎週ビジネスに関する最新のニュースが取り上げられ、常に新鮮な情報を得ることが出来ました。テレビで見るニュースとは異なり、データに基づいた説明やグローバルな視点での比較などが含まれており、私の世界が広がりました。これによって、自信の知識や視野を拡大し、より洞察力のある問題解決ができるようになったと感じています。
この授業を終了した後、ビジネスに特化した英語コーチングプログラム「PEGL」も受講しました。このプログラムを通じて、ファイナンスや経済など、MBAの基礎知識を英語で学ぶ機会を得ました。その結果、「学ぶのであれば、形に残るものを」と考え、オンラインで海外MBAの取得が可能なBOND-BBT MBAに入学することを決意しました。
Study Tourに参加して
残念ながら、新型コロナウイルスの影響でオーストラリア現地でのStudy Tourは1回だけとなってしまいましたが、現地で受講した「Business Planning for Entrepreneurial Ventures Part A」という科目は、本当に価値のある科目でした。特に、この科目を担当していたVishal先生のプレゼンテーションは素晴らしく、私が人生で受けた授業の中でも最も印象深いものでした。
Business Planning for Entrepreneurial Ventures Part Aでは、1年間をかけてグループプロジェクトを進め、1年後のPart Bの授業でプロジェクトを発表するという、アントレプレナーシップを育む科目でした。私たちのグループは1年間考えたアイデアを少しでも形にするために、スモールスタートとしてメールマガジンの配信などを行いました。この授業とStudy Tourは新しいことにチャレンジする勇気を持つきっかけとなりました。
私がStudy Tourに参加した時、オーストラリアは冬でしたが、海が美しく、よく散歩をし、BOND大学施設のプールやジムも利用しました。仲の良いメンバーと一緒にBOND大学の近くにある広いアパートをシェアして宿泊していたため、毎日現地参加者をお誘いし、一緒に勉強やBBQなどを楽しむことができ、学びの中で仲間との絆を築くことが出きたことがとても素晴らしい思い出です。
オンラインで学べてよかったこと
一つ目は時間に縛られない柔軟性です。通勤中の電車や夜間でも授業を受けることができるだけでなく、録音を繰り返し聞くこともメリットです。自分の都合に合わせて学習することで、仕事やプライベートの時間を確保しながら学ぶことができました。キャンプ中の車の中で試験を受けたこともあります。
二つ目は、オンライン学習の特徴である、インターネットを使っても答えが得られない課題が設定されていることです。過去のビジネス事例の分析にとどまらず、現在進行中の企業課題に取り組む「RTOCS(Real Time Online Case Study)」などでは、ネット検索では答えは導き出せず、自分で考えなければなりません。このような問題は、現実のビジネスに直結し、今の時代にマッチしていると考えられます。
三つ目は、学ぶ仲間の多様性です。日本国内の様々な地域にいるだけでなく、海外にいる方も多くいます。日系企業や外資企業の方など、多様なバックグラウンドを持つ仲間と出会えたことは、通常の会社生活では得られない刺激や学びをもたらしました。
MBAの学びを生かして
以前はSEとしてシステムの開発と保守運用を担当していましたが、MBAで学んだ知識を生かしたいという意欲から、企画部署への異動を希望し、その願いがかないました。次の部署で学んだことを仕事に活かしていきたいと思います。
また、もともと教育に興味があり、子どもの発言機会を増やしたいという想いから、子ども向けの動画共有サイトを作成しています。現在は、BONDの仲間にプロトタイプを試してもらっており、それがまた一つの新しいチャレンジとなっています。このような活動を始めたのも、BOND-BBT MBAでグループプロジェクトを通してメールマガジンをスタートさせるなど、行動に移すことを重視してきたからです。このチャレンジ精神こそが私がMBAで得たものの中で最も大切なものだと考えています。今ではそのチャレンジ精神がプライベートにも広がり、第一級船舶免許の取得やSUPフィッシングへの挑戦など、新しいことに積極的にチャレンジしています。
BOND-BBT MBAの在学生・検討しているみなさんへ
勉強はもちろん重要ですが、人とのつながりも大切にすることをお勧めします。私はBONDで出会った仲間から多くのことを学び、様々な考え方に触れる機会を得ました。その繋がりを継続するために、友達を自宅に招いて食事を共にし、誘われたイベントに積極的に参加するようにしています。イベントも定期的に開催されているので、それに参加するのもおすすめです。BOND-BBT MBAプログラムはオンラインでの学習となりますが、積極的に関わることで、対面での交流と同様の友情を築くことができると思います。
学習時間は?
1日には1~3時間、1週間で約20時間の勉強を行いました。特に負荷の高い科目を履修している時は、1週間に30時間以上費やすこともありました。