クラスメートとともに切磋琢磨しながら挑んだMBA
村松善八さん
Zempachi Muramatsu
33期生(2012年1月入学~2015年2月修了)
向研会をきっかけに入学を決めた
BOND-BBT MBA入学前に、株式会社ビジネス・ブレークスルーが提供しているオープンカレッジの「問題発見コース」や「PEGL」で学び、それをきっかけに、大前研一氏が主催する企業経営者の勉強会や経営者ネットワークの向研会に入会していました。そこで出会った知り合いから、BOND-BBT MBAをおすすめされたことがきっかけで入学しました。
英語は子どものころから好きだったのですが、英語力には自信がなく、初めから英語でMBAを取得しようとは考えていませんでした。BOND-BBT MBA を知った当初は、もし、TOEICを受験して650点を超えたら入学しようと軽い気持ちで挑戦したところ、700点を取得することができたので、当時、50代半ばであったこともあり、これが最後の学ぶ機会だと思い、MBAに挑戦し、成長したいと考えました。
また、オープンカレッジで履修した科目の単位をBOND-BBT MBAプログラムに移行することができるという点にも魅力を感じました。そして、もともとオーストラリアが好きではあったのですが、向研会の視察ツアーでBOND大学を訪れたことがあったので、それも入学への一押しとなりました。
クラスメートとの交流がモチベーションにつながった
勉強は自己との闘いだと思いますので、孤独になりがちです。ですが、クラスメートと比べることで、「負けないぞ」と自分を奮い立たせて勉強しました。また、当時は、母が80代で一人暮らしをしていたのですが、それと自分のMBAの学習を比べれば、私の苦労など大したことはないと思えましたし、前向きに取り組むことができました。
私の場合は、50代で入学したこともあり、子どもたちも巣立っていたため、土日は一日中勉強に充てることができ、プライベートでの勉強時間を確保することができました。また、入学生が多く履修する「Marketing Management」の授業では、グループプロジェクトもあることから、クラスメートとの交流を楽しみました。みな、仕事をしながらMBAの取得を目指しているので、とても前向きな人が多く、色々な世代の人と交流を楽しむことができました。
グループでビジネスプランの立案-Study Tour-
グループでビジネスプランを立案するBusiness Planning for Entrepreneurial Venturesの受講が印象に残っています。この科目はPart Aの受講から1年をかけてビジネスプランを考え、Part Bのクラスでプレゼンテーションを行います。プレゼンのために、私のグループは実際にインドネシアのジャカルタを訪問し現地調査を行い、実現可能性を検討しました。ジャカルタまで調査に行ってデータを集めてきたこともあり、この科目では、FIC(First in Class)を取ることができ、非常に有意義な学びでした。
これ以外にも、スタディツアーでは、講義が始まる前の時間を利用して世代の異なる人たちと一緒に近くの街まで車で行って食事をしたり、一緒に勉強したりすることで友人を作ることができました。
オンラインだからこそできる交流
オンライン学習では場所を選ばず学ぶことができ、時差や距離に関係なく他の学生と交流することができました。Skypeなどでクラスメートと一緒に統計の教科書を見て問題を解いて仲間と共に学び合うことができたり、履修している科目を修了できたらオンライン飲み会をしたり、オンラインでも違和感なく仲良くなれました。オンラインであるからこそ、対面で会えなくても海外や地方など遠方にいる人と仲良くなれる機会が多いと思います。
MBA取得後の変化と気づき
一番の変化は、「フレームワークで考える」癖がついたことです。在学中はそれほど意識したことはなかったのですが、MBA取得後は仕事では問題解決に効果的な手段としてフレームワークを活用しており、様々な問題を解決する際に役立っています。学修を通じて新しいことへのチャレンジを楽しむ姿勢が強まり、仕事で新しい事業を始める際にも成功確率を高めるためにフレームワークを活用しています。
仕事をしながらMBAを取得をしたことで、私自身が知識を得ることで成長するに加えて私の周りにいる社員の成長にもつながりました。MBA学習中は、自ら動き回るような働き方ではなく、社長として、部下に仕事を任せ、何か問題が起こったときにだけサポートをするような働き方へ変化しました。社長の不在時間は大事な成長の機会なのだと気づいたことは予想外の効果でした。