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教員・修了生の声

教員・修了生の声

修了生の声

海外からの受講、同期との出会いからキャリアチェンジ

鈴木澄人さん

Sumito Suzuki

鈴木澄人さん

駐在先での経験から

BOND-BBT MBA入学前は、商社に勤めており、日本の会社から香港と中国で駐在員として出向していました。その際に現地で初めて部下を持つことになったのですが、部下のマネジメントに非常に苦労しました。そこで、マネジメントとは何か、マネジメントの基本を体系的に学びたいと考えたところ、懇意にしていただいていた取引先の方がBOND-BBT MBAを受講しており、その方の勧めも有ってMBAという選択肢があることを知りました。MBAでは幅広い科目を網羅的に学ぶことで、マネジメントとはなにか?経営とはなにか?を学べると思い、MBAに挑戦したいと思いました。

オンラインで学べるMBA

大前研一さんがプログラムに大きく関わっていた、ということが大きな理由です。大前さんの本をよく読んでいたので、彼の作ったMBAプログラムはどんなものなのか興味がありました。また、入学した2004年当時は香港に住んでいた私にとって、オンラインで受講できるBOND-BBT MBAは非常に画期的で、海外にいても仕事と両立することがイメージできました。

もちろん、オーストラリアのBOND大学と提携している、という点も魅力の一つでした。半分の授業は「英語で学ぶ」というBOND-BBT MBAは自分にとって挑戦であり、大きく成長できる環境になると感じました。

仲間のおかげで学生時代を乗り越えられた

働きながらのMBA取得は、非常に大変な時期もありました。日中は仕事、夜は勉強と、一日中予定が入ってしまうため、遊ぶ時間が減ったり、友人に誘われてもなかなか出かけられなかったりしたこともありました。ですが、今ではそれはそれでよかったと感じています。「勉強ばかりで辛い、ストレスを感じる」という気持ちよりも、BOND-BBT MBAでの勉強や、課題をクリアしたり受講を進めたりするほうがおもしろかったからです。
難しい課題もありましたが、同期のメンバーやクラスメートを見ていると、「自分も頑張らないと!」と思えてきます。わからないことがあれば、周りのメンバーに教えてもらったり、逆に自分の得意なことは仲間に教えたりと、活発な交流がありました。この仲間意識がいい意味で刺激となり、そのおかげで学生時代を乗り越えられたのだと思います。

英語と日本語、両言語での受講

特にFinanceについてなど、英語で学ぶことにより、外国人と英語で会話をするときに、わざわざ英語のことばを日本語に変換し直さずに話しができるようになったのはよかったです。日本語でベースがあるものをその都度英語に変換していては理解に時間がかかります。ニュース聞いていても、英語で何を言っているかすぐに理解できるのは英語で学んだメリットだと感じます。

どんな話でも日本語の話者以外と話すのであれば、英語がビジネスの共通言語となることが多いと思います。海外の人と一緒に働くとき、相手が取引先・上司・同僚であれ、経営やマネジメントに関する言葉が英語で頭の中に入っているのはとても大きなメリットだと思います。英語で受講していたからこそ、駐在していたときに、香港人・中国人・欧米人などと話すときも英語が比較的スムーズに出てきました。

一方、英語だけでなく、日本語で学べてよかったケースもあります。特にMarketing Managementの授業では、戦略を考えたり課題をこなしたりする際に、自分の知っている事例や新聞で見たことがあるもの、買ったことがあるもの、など、消費者としての体験がリンクした形で受講でき、より実感が沸きました。自分が生活している日本の市場がそのまま授業に通じ、自分だけでなくも先生もクラスメートもそれを理解し、その上で授業が進んでいくので、議論も深まりやすいと思います。英語でも一般論を学びつつも、消費者行動は国によって大きく異なるので、Marketing Managementでは、ケーススタディやディスカッションを日本語で深めることができてよかったと感じます。

オーストラリア現地での交流

オーストラリアで同期やクラスメートと直接Face to Faceで会って話ができたり、食事ができたりしたことは、非常にかけがえのない時間でした。東京など、都心にいるメンバーは既に対面で会う機会があったようですが、香港から受講していたため、Study Tourでやっと対面で会うことができたからです。実際に対面で会うと、授業でテキスト上で交流していた時に想像していた人となりと、同じだったり全然違ったりして新鮮でした。

オーストラリア現地での講義や発表はとてもよい経験でしたし、憧れていた部分でもあったのでとても楽しみました。グループプロジェクトのメンバーで宿を借りて共同生活をしたのもいい思い出です。自炊をする人がいたり、中華などのレストランへ食事に行ったりしました。

グループプロジェクトを通して見つけた戦友

メンバーで助け合いながら、一つのゴールに向かって取り組むというのがとても新鮮でした。みんなで話し合いながら、自分の得意なところやフォローできるところを話し合って割り当て決め、期限を決めてプロジェクトとして進めていきます。これは実際の仕事でも役立つような枠組みで、興味深い内容でした。

印象に残っているグループプロジェクトはFinanceの授業です。ある自動車業界の企業のプロダクトポートフォリオをFinanceの視点から分析するという課題でしたが、同じグループのメンバーにもFinanceが得意な人・不得意な人など、色々で、私はFinanceは苦手だったのでなんとか見よう見まねでひとまずやってみよう、という感じでした。それでも自分の任せられた範囲をなんとか仕上げ、グループプロジェクトの点数は高得点を得ることができ、個人のFinanceのテストも高得点がとれました。何よりこのグループプロジェクトのお陰でFinanceに対する苦手意識が無くなったことは大きな収穫でした。そのグループメンバーとは、今でも戦友のような感じで、時々会ったりオンラインで話したりしています。

質を重視したディスカッション

勉強する時間が自分で選べるのはよかったです。海外からの受講だったため、時差がある中でも、好きなときに講義映像を視聴し、自分の好きなタイミングで勉強が進められました。

また、対面でディスカッションをすると、どうしても人柄や雰囲気に流されてしまうことも多少はあると思います。ですが、BOND-BBT MBAはオンラインで受講するため、何を発言したのか、どのようなロジックで発言したのか、が重視され、より深い議論につながりました。

前職の商社では、会社の看板や既存の商流があるので、勢いで物事を進める場面もありましたが、MBA取得後に転職したスタートアップの企業では、そういった後ろ盾は何もない状態ですから、何をするにもまずはロジカルに説明できなければならないです。つまり自分の考えについて言いっ放しではなく、「こう思う、なぜなら〜」とその理由を説明することが求められます。そういった思考習慣を身につける上でもBOND-BBT MBAでのディスカッションは基礎となって役立っています。

MBA取得の意味と転職

MBA取得後は、生活リズムから勉強の義務がなくなり、解放されたほっとした気持ちと物足りない気持ちが半々でした。その後、自分で起業することも視野に入れていましたが、BOND-BBT MBAの同期メンバーに誘われ、彼の起業したスタートアップに参加することにしました。

BOND-BBT MBAでの学修は、今の仕事にも繋がっています。MBAはビジネスの基礎体力のようなものだと考えています。実際に現場に出ると学んだことよりも目の前にある課題や顧客やサービスなどをどうするか、ということにフォーカスしがちになってしまいますが、一度目の前の課題を俯瞰してフレームワークで整理して、またフォーカスして、といった往復を繰り返すことによって、課題解決が洗練されたものになっていきます。

MBA取得後はスタートアップの企業に転職したので、明日の保証はありません。もしも、万が一、会社がうまく立ち行かなくなったとしても、「どこでも食っていける!」と自然と思えたのは、BONDでやり切った自負があったからかもしれません。

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