証券会社を退社し、起業。
オンラインでの学びが
オンラインでのビジネスの礎になりました。
栫井駿介さん
Syunsuke Kakoi
34期生(2012年5月入学〜2015年2月修了)
つばめ投資顧問合同会社 代表社員・株式投資アドバイザー
投資アドバイザーのビジネスをスタート。
独立に直結したBOND-BBT MBAでの学び。
BOND-BBTでMBAを取得した後、それまで7年間、勤めていた証券会社を退職して、投資顧問会社を設立しました。企業の有価証券報告書を読み込んで分析し、推奨銘柄についてレポートをお送りする、会員制の株式投資アドバイスを行っています。情報収集や会員とのコミュニケーションもオンラインが中心のビジネスです。設立から2年が経ち、会員数も目標としていた人数を超え、現在は書籍の執筆を行ったりもしています。千葉県の房総半島にある自宅を仕事場にすることで、通勤時間などの無駄がなくなり、家族と過ごす時間や、趣味のランニングに充てられる時間を増やすことができました。独立する際にはBOND-BBT MBAでの学びがとても有効となりました。まずは自分のスキルや資源を活かし、お金のかからないところから徹底的にやることなど、「Business Planning for Entrepreneurial Ventures Part A」での教えは実践にフォーカスしていて参考になりました。「Strategy and Innovation」では多くの企業のリアルタイムな分析を経験し、まさに自分の今の仕事に直結するものでした。そして何より、オンラインでビジネスをやっていけると確信したのは、AirCampus®というオンラインでありながら喧々諤々の充実したディスカッションやグループワークの経験があったからこそでした。
業種も世代も超えたフラットな議論の場。
育んでいった「やれる」という気持ち。
スタディツアーで相部屋になったのは、世界中を飛びまわってプラント建設プロジェクトを動かしている人。豊富な経験談に刺激され、その後もビジネスプランの作成に一緒に取り組みながら学ばせてもらいました。AirCampus®での議論がうまくかみ合わず、不本意にも意見を取り下げようとした私に、わざわざ電話をかけてきてくれたのは、私より15歳も年上で自動車部品メーカーに勤務する人。想いを貫くようにと熱く励ましてくれました。今でもよく飲みに連れて行ってくれます。そういった年上のクラスメイトにはすごく感謝しています。当時、20代後半で最年少だった私とも、フラットに議論してくれました。私の考えに的確なフィードバックをしてもらい、よりよく修正できたり。自分の投稿が議論をリードすることもあり、問題解決に貢献できたことは自信になりました。それに、知らないことは怖いことではなく、積極的に知ろうとすればいいということを気づかせてくれました。娘の誕生をきっかけに、証券会社を退職して独立したのも、クラスメイトとの議論を通じて「やれる」という気持ちが育まれていったから。「そんな思い切ったことを」、と言う元同僚もいましたが、私としては一歩一歩積み重ねてきたものが、自然と姿を現しただけという感覚です。独立後も、作成するレポートの価値を高めていくことで一人、また一人と会員を増やしてきました。これからも着々と進み続けたいと思います。
- —勉強のスケジュールは?
- 平日は朝5時に起床し、1時間半ほど勉強してから出勤していました。通勤時間にも講義ビデオを30分程度視聴し、昼休みの時間もAirCampus®に投稿していました。夜は夕食後、1.5時間ほどAirCumpus®への投稿やスカイプでのグループワーク、リアルタイム講義などで学んでいました。週末は、午前に3時間、夕食後に3時間程度。結婚してからは午前に2時間程度、夕食後に3時間程度、勉強していました。
- —モチベーションの保ち方は?
- すべての授業が実践的であり、自分が考えているビジネスモデルに当てはめて考えるだけで楽しくなるので、ほとんど苦になりませんでした。もちろん、仕事で疲れていても時間を割かなければならないこともありましたが、一緒に学ぶ意識の高い学友たちがいたので刺激になりました。