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【第2部】創業148年の老舗企業を経営。舵取りをしていく上で、MBAの学びを活かす。(修了生/村松善八さん)

先週に続き、今回ご紹介するのはBond-BBT MBAプログラム33期生の村松善八さんです。老舗企業の経営の舵取りをし、日々イノベーションを起こすべく事業に取り組まれている村松さん。代々続く取り組みが高く評価され、事業領域も拡大し、海外展開も積極的に行われています。

そこで気になるのは、MBAプログラムを通して学んだことがどのように経営に活きていらっしゃるかということ。今回はその点にフォーカスして、インタビュー記事をご紹介します。併せて、本プログラムのMBA Challengeコースにご派遣いただいていた社員の方々のその後のご活躍についても、その一端をご紹介したいと思います。

Q.歴史ある会社を経営される上で、MBAプログラムで学ばれたことがどのように活きていますか?

私は新しいコトが大好きで、現在これまでの延長線上ではない新しいビジネスを始めようと考えているのですが、「アントレプレナーシップ」で学んだ理論をもとに成功確率を上げるための方法を練り上げています。

あと、関係者に対してそれをわかりやすく論理立てて伝えていくために、ディスカッションなどを通して鍛えられた論理思考力や、「ネゴシエーション」の科目で学んだ理論やスキルは役立っていると感じていますね。

実際に決まったことを行動に移すのは社員ですが、イキイキと活躍してもらうために「戦略的人材マネジメント」で学んだ人財育成や人事評価、リーダーシップやダイバシティ・マネジメントなどに関する考え方を活用しています。

私も会社もさらに力をつけ、もっと世の中のお役に立てる存在になっていきたいと思います。

また、修了生とのつながりもとても大切です。財産ですね。

同期の方は30代~40代がとても多く、その中で私は最年長でした。このような若い人たちと仲良くなって、いろいろと話をすることができたことはとても良かったです。彼らは若い発想による発言を、私は経験に裏打ちされた発言をすることができたので、お互い刺激し合うことでとても勉強になりました。

今でも同期の方々などと話をする機会が年に2回はあるのですが、彼らの仕事についても聴くことができて本当に楽しいですし、自分の仕事にとってもプラスになります。先日の同期会でも起業や転職などの興味深い話を聞くことができました。

やはり出会いはとても重要で、人と人との出会いで自分の未来が切り拓かれていくと感じております。目の前に現れた人は、自分の将来に何らかの影響を与える人であると考え、人との出会いを大切にしていきたいと思います。

Q.現在も貴社から社員の方々をご派遣いただいていますが、学ばれた前後を比べて何か違いを感じることはありましたか?

MBA Challengeコースの「マーケティング・マネジメント」を履修していた社員2名に10年後を見据えて新規事業の立ち上げを指示していたのですが、パートナー企業に彼らが作成した事業計画のプレゼンテーションに行ってもらったところ「P/Lなどの詳細がここまでしっかり出てくるなんて!」などと驚きの声、お褒めの言葉をいただきました。

「マーケティング・マネジメント」で学んだこと、そして課題としてグループプロジェクトで取り組む簡易的なビジネスプランを作成した経験が活きたようです。私も嬉しく思います。

Q.最後に、村松さんが今後目指されていることや夢をお聞かせいただけますでしょうか?

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具体的ではないかもしれないですが、世の中にない製品やサービスを提供することでお客様に喜んでいただきたい。それがひいては私や社員の喜びになるようなビジネスを一生涯続けることができればと思います。お金を稼ぐことは大切ですが、それよりもお客様や社員と、ビジネスを通じて喜びを共有できるようにしていきたいですね。

そのためにもやはり出会いを大切にしていきたいです。そして、何にでも挑戦していきたいですし、これからも学び続けていきたいと思います。

経営の要諦は「人・人・人」。(Bond-BBT MBA事務局より)今回の記事はいかがでしたでしょうか?

Bond-BBT MBAプログラムの創設者の一人でもある大前研一も申しておりますが、21世紀の経営の要諦は「人・人・人」。成長する企業の根底にあるのは、人であることに間違いはありません。

人を育成することの大切さを説き、実際にご自身で学びながらも、社員の方々が学ぶ環境を整えていこうと行動されている村松さん。まさにそれを地で行く方なのではないかと感じました。

同期の方々の間でもとても人望が厚い村松さん。今後も様々な人との出会いを通して、ますますご活躍されていくことを心からお祈りしています!

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