【第1部】勤務先の上司は外国人。英語で学ぶことができる環境を求め、オンライン大学卒業後にBond-BBT MBAに入学しました。(修了生/三上浩司さん)
本プログラムにご入学された当時はインドのIT企業にお勤めになられていたのですが、なぜBond-BBT MBAで学ぼうと思われたのでしょうか?三上さんのバックグラウンドについてご紹介した上で、ご紹介したいと思います。
Q.現在のお仕事の内容について教えてください。
私は現在、MSCIというニューヨーク証券取引所にも上場している企業の東京オフィスで働いています。アジア・パシフィックに所属しており、主として日本と韓国の企業や公的機関が対象です。私の業務内容の説明が非常に難しいのですが、一言でいうと金融機関や年金基金などの機関投資家に対してASPサービスを提供してリスク・マネジメント等のサポートをするビジネスに関わっています。
世界中の機関投資家のポートフォリオまたは組織全体の投資リスクに関する責任者に対し、リスク・マネジメントのシステムやサービスを提供しています。リスクや運用パフォーマンスの計測・管理・レポート作成をしたいと考えていても、リソースやスキルが不足しているがために自分たちで対応することが困難な顧客を主に対象として、可能な限り自動化して効率よく業務を行い、顧客が意思決定に集中できるようにサポートをしております。
Q.仕事についてどのようなやりがいを感じていらっしゃいますか?
やりがいというと、何と言っていいか表現が難しいのですが、これまで培ってきたエンジニアとしてのキャリアを活かしながら専門的な仕事に取り組むことができています。
私は中学生のときに、ソフトウェアのエンジニアになりたいと考えていました。いわゆる子どもたちが好きなゲーム機を買ってもらったことはなく、代わりにパソコンを買ってもらってパソコンでゲームをしたり、勉強しながらプログラミングをしたりしていました。その後、高校、専門学校と進学をして企業に就職。あるオンライン大学で働きながら勉強をして、卒業後にBond-BBT MBAプログラムに入学しました。
当時はインドのIT企業で勤務をしていました。プロジェクトでクライアント先に常駐して働いていたのですが、勤務先が日本での業務を縮小していったため、私はそのまま出向先の企業に転職をすることになりました。社内ITシステム部門でコストカット、海外企業のM&AにITの視点からデューデリジェンスに関わっていました。その後、その会社は買収されてしまいましたが、その際もデューデリジェンスを受ける側としてプロジェクトに参加していましたね。次は、アメリカのIT企業が日本進出をする際に立ち上げメンバーとして参画しました。もちろん、情報システムの立場からです。
そして、ご縁があって現在の会社に転職をしてきました。Bond-BBT MBA在籍中に1回、修了後に2回の転職を経験していますね。すべて、金融系のシステム関連の仕事でした。
現在の会社は世界の約30都市にオフィスがあり、世界5,800以上の機関投資家の顧客にサービスを提供しています。海外の顧客の先進的な事例を参考にして、日本の顧客の業務に貢献できることもありますし、逆に私の日本での経験を、海外の顧客に対する仕事で活かせることもあります。こういう時は、やりがいを感じるかもしれません。また一言で機関投資家といっても資産運用会社、銀行、ヘッジファンド、年金基金等、国内外の様々な顧客のビジネスに関わることができますので、金融業界の一つの事象やトレンドを複数の視点から見られるところにも楽しさを感じます。さらに機関投資家を相手に仕事をしていると、直接やり取りをする方は、それほど多くないですが、顧客のお客様や、顧客の顧客のお客様といった個人投資家や年金受給者まで考えると、とても多くの方々に間接的に影響を与えていると思います。そう想像すると仕事に気合いが入りますね。
Q.Bond-BBT MBAで学ぼうとされたきっかけは何ですか?
仕事も忙しいですし、週末1日が勉強でずっとつぶれてしまうというのは難しかったので、通学は厳しいという状況でした。オンラインで学ぶというのが最も適した方法ではないかと考えたのですが、以前からずっと外資系企業に勤務していて上司も外国人。日常的に英語を使う環境にいたことから、他のオンラインプログラムではなくBond-BBT MBAが良いのではないかと考えました。
外資系企業を渡り歩かれ、常に海外の上席者の方々と仕事をされてきた三上さん。今回は三上さんの仕事内容にフォーカスしましたが、そのような環境で働く上で、英語で仕事を進める力は間違いなく不可欠です。特にマネジメント層と仕事を進めていく際、専門的な知識も活かしてファクトをもとにビジネスを進めていく必要があるため、英語を話すことができるだけでは不足することも多々あるのではないでしょうか。
そのような状況を打開し、英語でビジネスを押し進める力を身に付けていくためには、英語でビジネスについて学び、教授・受講生と切磋琢磨し合う環境は重要な意味をもってきます。Bond-BBT MBAではどのようにしてそのような場を実現しているのでしょうか?
次回は、三上さんにとって本プログラムの学びが仕事にどう活きているのかをお聞きしたいと思います。
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MBA取得自体に価値を見出さない方が良い。大切なのは、その過程で何を学び、どう変わろうと努力してきたか。