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修了生で医師の志水太郎さんが本を出版しました!

BOND-BBT MBAプログラム修了生の志水太郎さんが『NEJM Clinical Problem-Solving:Taroの“別解”』(南江堂)を出版されました。

▼志水さんインタビュー記事
「修了生の声」日本の医療の「診断」力を高めたい。根底にあるのはMBAの戦略思考です。

出版にあたり志水さんよりコメントをいただいております。

【コメント】

「臨床医における問題解決の実際を、12のケースを通して実況中継のようなスタイルで示した、世界的にも類書がほぼ無い医学書です。医師の診断における思考法(診断戦略学)で創出したフレームワークを用いています。
ケースはNew England Journal of Medicineという、ビジネス業界で言えばHBRのような雑誌に掲載されたケースを扱っています。オリジナルの解説がもともと掲載時にありますが、筆者はそれを見ないでぶっつけ本番として解き進めています。
そのため「別解」という名前にしています。別解の文言は受験世代の大学への数学ユーザーに刺さると思われるキーワードで本書の購読セグメントに一致しているので、タイトルに内挿しました。
業界の方に多く読まれているようですが、医療業界以外の皆様にも興味をもってお読みいただけるのではないかと思います。
本書は10年前に出版した「診断戦略」という理論本の独習用のドリル的位置づけにもなっています。
いずれのプロダクトもBond-BBTでの学びがあればこそです。ありがとうございました。」

【志水さんプロフィール】

志水太郎(獨協医科大学総合診療医学主任教授・獨協医科大学病院総合診療科診療部長)

<Biography>
2005年愛媛大卒。現在、獨協医科大学病院で急性期および診断困難な患者の診療を行いつつ、実践的な診断の思考法を体系化する研究(診断戦略学)、若手医師の教育に従事する。年間50以上の国内・海外の大学や学会でのケースチャレンジ、年間200セッション以上のベッドサイドやカンファレンス教育を15年以上続けた経験に加え、教育病院やクリニックの医師・医療職を対象に総合診療の視点からの症例振り返りや論文・ケースレポートの指導サポートなどを行い、現場レベルでの全国の総合診療の臨床・教育・研究の発展に尽力している。代表著書に「診断戦略」「NEJM Clinical-Problem Solving: Taroの別解」「愛され指導医になろうぜ」。国際論文は200報以上。日本病院総合診療医学会理事。Japan Diagnostic excellence teamリーダー。WHO Patient Safety Day Flagship 2024: Improving Diagnostic Safetyメンバー。Diagnosis(DeGruyter)、BMJ Case Reports(BMJ Group)編集委員。総合内科専門医、総合診療専門医、米国内科学会上級会員。医学博士、疫学修士(ロンドン大学)、公衆衛生学修士(エモリー大学)、経営管理学修士(ボンド大学)。趣味はワインと映画鑑賞。1児の父。

<時系列経歴>
2005年 愛媛大学医学部卒業
2007年 江東病院初期研修修了
2009年 市立堺病院後期研修・内科チーフレジデント修了
2011年 米国エモリー大学ロリンス公衆衛生大学院修了(政策管理学専攻)
     カザフスタン共和国ナザルバイエフ大学客員教授
     米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校臨床研究員
2012年 練馬光が丘病院総合診療科・ホスピタリストディビジョンチーフ
豪州ボンド大学経営大学院修了(経営管理学専攻)
2013年 米国ハワイ大学内科
2014年 東京城東病院総合内科チーフ
    同内科アドバンスドレジデンシープログラムディレクター
同ナースプラクティショナープログラムディレクター
2016年 獨協医科大学病院 総合診療科 診療部長
同総合診療教育センター センター長
2018年 獨協医科大学総合診療医学主任教授
2023年 獨協医科大学病院臨床研修センター長
英国ロンドン大学熱帯医学衛生校修了(疫学専攻)
2024年 国立シンガポール大学客員教授