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リーダーとしてチームをまとめ成果を上げる力がついてきていることを実感しています。(受講生/末綱有里さん)

今回の記事は、2015年12月6日(日)に開催された「MBAと女性のキャリアを考える。」にご登壇いただいた受講生・修了生の方々にお話いただいた内容をまとめたものになります。

立場や置かれているご状況が異なる5名の方々にご登壇いただきましたが、今回はその中から、外資系の製薬会社で臨床開発部のチームリーダーをされている末綱有里さんのお話をご紹介したいと思います。仕事・子育て・学びを両立されている末綱さん。いったいどのような理由でMBA受講をお考えになられたのでしょうか?実際に学んでいく中で苦労したことは?そして、学びが修了後にどのような成果につながっているのでしょうか?

Q&A形式でその内容をご紹介したいと思います。

Q.現在のお仕事の内容・MBA取得をお考えになられたきっかけについてお話をいただきたいと思います。

A.私は2013年9月入学です。現在も受講中で残すは2科目、MBAプログラム受講も終盤にさしかかってきています。外資系の製薬会社で働いております。部署は、薬剤が病院にて処方されるようになる前に、安全性と有用性を確認する治験をManageする臨床開発部に所属しています。

受講のきっかけは、「2人目の子どもを出産した際、今後は確実に育児時間が増え、仕事が出来る時間が物理的に減るだろうと予想されたこと」、また、「キャリアを積むごとに仕事の量と質が求められてくるだろうと考え、それを今後どのように対応していくか悩んでいたこと」が挙げられます。そのため、仕事に対して意識の高い方が多いこのMBAプログラムの中で、切磋琢磨してビジネススキルを身につけたいと考えていました。また、会社の中では一社員ではありますが、将来を見据えて経営学を身につけることで、会社全体を見ることが出来る経営の視点を学び、将来のキャリアにつなげたかったという想いがあったことも理由のひとつです。

Q.数あるMBAプログラムの中でBond-BBT MBAを選ばれた理由は何ですか?

A.私の場合は他校を検討していませんでした。というのも、Bond-BBT MBAの利点であるスマートフォンやタブレットを使っていつでもどこでも講義が受講できる、またDiscussionもオンライン上で可能という点に魅力を感じたためです。子育てをしていると、いつなんどき保育園や子どもに呼ばれるかわからないですし、仕事で土日に出勤することがあることも考えると、通学は難しかったです。また、英語科目を6割、日本語科目を4割受講する必要があるのですが、そのため必然的に英語力を鍛えるができるという点も魅力の一つです。

Q.イベント参加者から事前に多く寄せられたご質問がタイムマネジメントについてです。仕事・子育て・学びの両立をするためにはいかに時間をやりくりするかが重要。その上で大変だったこと、工夫されたこととしてはどのようなことがありましたでしょうか?

A.やはり悩みは皆さん一緒だと思いますが、勉強時間の確保です。私の場合は睡眠を取らないと倒れてしまうので、平日は子どもと一緒に夜9時か10時には寝てしまいます。そして朝の2~3時くらいに起きて勉強の時間を2~4時間確保する、という毎日を過ごしております。

土日については、基本的には子どもと一緒に過ごしたいと考えていたので、平日ですべて終えられるように集中して勉強をしていました。どうしても勉強が終わらないときは夫にお願いをして子どもの面倒を見ておいてもらうようにしましたし、その他にも義理のお父様・お母様の家にお邪魔して、子どもをみてもらっている隙間時間を自分の勉強時間に充てさせてもらいました。

仕事、勉強、育児を両立するためには、やはりタイムマネジメントを継続的にかつ柔軟に行う「集中力と体力、忍耐力と意志の強さ」は必要になると思います。

Q.現在受講を進めていかれる中で、学んだこと・学んでいることが仕事に活きたなと感じたことはありますか?もしあれば具体的なエピソードも交えてお話いただければと思います。

A.私の場合は3点あると思っています。1点目は知識、2点目はスキル、3点目は「やってやる」という根性です。

Bond-BBT MBAでは、リーダーシップやアントレプレナーシップ、ビジネスコミュニケーションスキルなどの科目を学ぶことを通して、チームをまとめるためにどのようにコミュニケーションをとるか、チームが今どのような状態なのか把握するための枠組み等を理論的に学びます。自分の経験値で今まで漠然とわかっていたことが、エビデンスのある理論にて知識・視点を学ぶことで、明確に自分自身が理解でき、またチームメンバーにもクリアに説明が出来るようになりました。例えば、メンバーが今何が必要で、どうすべきなのか、各自の目標は何なのかを知る必要があります。それらのことが、これまで以上に明確につかめるようになってきたと感じています。

2点目のスキルですが、半分以上の科目でグループワークがあります。一緒に学ぶ受講生の意識が高く、ファシリテーションや議論などをまとめることが上手な方が多くいらっしゃいます。講義で学ぶことだけでなく、グループワークを通してそのような方々のスキルを自分のものとして身につけていくことができました。

そして3点目の根性。毎週毎週期限のあるレポートを長期間確実に出していく必要があります。それを遂行するための意志の強さが身に付いたと思います。グループワークがある場合は、チームメンバーに迷惑をかけてはいけないという責任感より、自分一人が何も進めないのは迷惑がかかるという気持ちもが意識高く取り組むことにつながったと思います。また、くじけそうになった時は、近くに仲間がいます。同士で励ましあうことにより、継続的に頑張ることが出来たと思っています。

Q.参加者の方から、「英語の授業についてですが、英語で仕事をしているものの流暢ではない。英語の授業に不安がある。それを皆さんはどのくらいのレベルで受けたのか?問題ない人もいると思うが、それなりのレベルから英語のレベルアップをしていったのかなどが気になる。」とご質問をいただきました。その点はいかがでしょうか?

A.私はぎりぎりのスコアで入学したので、英語への不安が正直ありました。ただ、不安に思うことや困ったことがあった場合は、日本の事務局もしっかりサポートしてくれるので安心できます。講義については、トランスクリプトもあるので、それを見ながら何度も講義を視聴することで英語の講義についていきました。論文は英語で書いたことがこれまでなかったので、書き上げたものは英語の先生にチェックしてもらう、試験問題については、予想問題を自分で考え、それに対する回答案を作成して先生に見てもらうことを繰り返すことで、英語論文の記載方法をマスターしてきました。

少しずつではありますが、入学前よりも英語力がついてきたのではないかと思っています。場数を踏めばなんとかなるものです。

マネジメントに活きているBond-BBT MBAでの学び。(Bond-BBT MBA事務局より)

仕事・子育てと両立しながら現在も受講生として学び続けている末綱さん(2016年1月時点)。タイムマネジメントが本当に大変かと思いますが、時間の使い方などを工夫してバランスをうまく取りながら学ばれていらっしゃるようです。

また、チームリーダーとしてチームをまとめられており、お仕事の内容もハードかと思います。そのような中で、Bond-BBT MBAで学んだことがチームをまとめ上げて成果をあげるための力につながっていらっしゃるようで、私どももとても嬉しく思いました。オンラインで学ぶというと、このような力が本当に身に付くのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本プログラムの場合は講義やグループワークでの訓練を通してそれが可能になっております。

修了まであと少し!学びを通して身につけられた知識・スキル・根性を活かして、残りの勉強も頑張ってください!そして、お仕事でのますますのご活躍をお祈りしています!!

▼第2回「MBAと女性のキャリアを考える。」2016年4月3日(水)開催!詳細はこちら。
https://bondmba.bbt757.com/post-1030/

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鍛えられた「チームで成果を上げる力」と「多面的な視点」。いずれも成果を上げるためには不可欠です。
社内外のコミュニケーション最適化に活きた、MBAでの学び。
「視点」を得られたこと。それが、Bond-BBT MBAでの学びの最大の成果でした。

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