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【第2部】考え方を身につけることができたのは、自分にとって収穫のひとつでした。(修了生/中西啓さん)

今回ご紹介するのは、先週に引き続きBond-BBT MBAプログラム18期生の中西啓さんです。中西さんは現在、日揮株式会社の営業部でIPP(発電事業)投資の営業をされています。本プログラム入学当初はエンジニアをされていて、現場でプラント建設に取り組まれていらっしゃいました。

現場で上司に言われた言葉に奮起し、ご自身の武器を得るためにMBA取得を目指されました。では、実際に学んでみてどうだったのでしょうか?今回はその点にフォーカスしてご紹介します。

Q.MBAプログラムで学んだことはどう活きていますか?

学んだ内容自体がすぐに実務に活きるということは、自分の場合はありませんでした。例えば、修了後に営業部に異動して、財務・会計の知識を活かして仕事をする必要があったのですが、学んだ内容はあくまでもベースとなるもの。実際に現場で使えるようになるためには、ベースを踏まえた上での試行錯誤がやはり必要です。

ただ、考え方を身につけることができたのはとても良かったと思います。体系的に学んだフレームワークを通して物事を整理して効率的に考えられるようになりました。また、答えはひとつではなくいろいろと考えられることを、議論などを通して感じることができました。それまでは間違いを恐れて行動を起こさない傾向が自分にはありましたが、その状況をブレークスルーすることができたと思います。

また、様々なバックグラウンドをお持ちの方々と出会えたことも大きな財産です。人とのつながり自体が良いのはもちろんですが、他の方と自分を比べることで、「自分の良さ」を認識することができたのは貴重な体験でした。自分の場合は、プロジェクトマネジメント、リーダーシップ、物事の数値化などが強みだということに気が付きました。一方、文章を書くのが苦手だということにも気づきましたが…。

そして、グループワークでそのような方々とともに課題に取り組むことで得られた気づきも貴重です。それぞれの業界や職種、立場などのバックグラウンドによって物事の考え方やアプローチ方法などに違いがあります。「そんな見方があるのか」と、とても参考になりました。

グループワークを進める際に自分が心掛けていたことは、「全員が気持ちよくプロジェクトを進めていくこと」「全員をモチベートしながら進めていくこと」「年齢の高低は関係なく、フラットに議論できるようにすること」でした。とても良い雰囲気で進められました。

あと、話は前後してしまいますが、異動の希望を出す際に上司と話をするとき、MBAを取得して異動の準備をしていたとPRすることは良い説得材料になりました。なによりも、MBA取得は自分にとって大きな自信になったと思います。海外のビジネスパーソンと話をする上でも、MBAを取得したこと自体プラスに働くことはありますね。

Q.今後目標としていることは何ですか?

現在は、会社の一組織の中で働いている身です。今後は、会社が作った新会社に移って、その会社の社長になることを目指したいです。そこで自分の実力を試してみたい。

苦労も多いと思いますが、その中で多くの学びを得ながら前に進んでいきたいと思います。

Q.最後に、MBA取得をお考えの方々にメッセージをお願いします。

もしご検討されていらっしゃるのだとしたら、行動に移されることをお勧めします。まずは飛び込んでみると良いのではないでしょうか。私もMBAを取得したいと相談を受けることがあり、考えている人は多いのだなと感じていますが、実際に一歩を踏み出される方はまだ少ないです。始めてみてわかること、得られることはやはりあります。

世間で言われているほど、MBAを取得しているということ自体は特別なことではありません。もっているからすごいということもないと思いますし、取得したから何かになれるわけでもないです。ただ、何かになることを目指すために必要な武器を得られるのではないでしょうか。

学び始めたらそこから先の道のりは長くはあります。自分の場合は、仕事での悔しさがあったから一歩を踏み出すことができ、前に進み続けて修了することができました。皆様はいかがでしょうか?

MBAプログラムで得られたものは、キャリアにおいて武器になる。(Bond-BBT MBA事務局より)今回の記事はいかがでしたでしょうか?

本プログラムで学ぶ中で得られた考え方や多様なバックグラウンドを持つ受講生・修了生からの刺激が特に役立っているとおっしゃられる中西さん。MBAを取得されたことがご本人が希望されていた社内異動にもつながられたとのこと、私どももとても嬉しく思います!

最後のメッセージで中西さんも述べられているように、MBAを取得したからといって何かになれるというわけではありません。ただ、何かになることを目指し、その目標に向けて前に進んでいくための武器を得ることはできます。得た武器を今後どのように使いこなしていくか?その点が大切になるのではないでしょうか。

着々と歩みを進め、ご自身が目指す目標に突き進まれている中西さん。今後のますますのご活躍を心からお祈りしています!

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